6/13(日)『この日あったのか?というくらい無』

エリクセンというサッカー選手が試合中に突然倒れて騒ぎになったらしい。Twitterのトレンドに上がっていた。あまりにもショッキングな映像。ピッチ上の選手やサポーターが唖然としている表情はくるものがある。選手達がエリクセンを囲んで姿を隠すのを見て泣いてしまう。命が無事で本当に良かった…。

 

トランスジェンダー選手が重量挙げ女子の五輪出場というニュース。男性の体として生まれ、女性の大会に出場するということになる。ホルモン値の基準は満たしているらしい。「いや〜これはちょっとどうなんだろう。こういうのも世間では称賛されたりするんだろうか?」と思いながら記事に対する世間の反応をざっと見ると、意外なほどにほぼすべての人が「これは流石にない」という旨のことを言っていた。スポーツはフィジカルでのパフォーマンスを競うんだからそりゃあ周りの選手は「男性の体」を持つ人が同じ土俵に上がってくるなんて嫌がるに決まっているよな。これは良くないと思う。

 

・ただ、そこで思考を止めずにもう少し考える。もし自分が男性として生まれ、なんらかのきっかけで重量挙げに熱中し、幸いにも大きな大会に出れるほどの実力をつけることが出来た。でも気持ちは女性。そんな立場に置かれたら色々なことで相当悩むに決まっている。男性に向けた大会には出たくない。それは自分の気持ちに反することになる。でもそれで重量挙げで成果を挙げることを諦めたくもない。性転換を終えたとて、自分が女性の大会に出ることに対して世間や周囲の選手が良い印象を持たないということも想像できる。性転換後はホルモンの関係で生まれ持った男性の体の100%のパフォーマンスは出せるわけではないないけど、女性の筋肉や体力であるとも言えないんじゃないか。じゃあどうする?と。

 

・誰の気持ちを尊重したら良いのか。どれを基準に、なにを優先して判断するのか。う〜んかなり難しい。簡単に線引きが出来る話ではない。そのケースごとに見極めたいが、数字等によって明確になる「規約」を定めておかなきゃいけないんだよね…。

 

・と、ここまで考えて、やっぱり今回のことは良くないなと思う。うーん。ただ、様々な意見がある中でそれも跳ね除けて彼女の意志で出場するというならそれはもうやめろとは言えないなあ。